宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井

2016年01月15


日本の滝百選に戻る

Road Map :阿蘇山からR325を南下し、高千穂峡に入る。又は延岡からR218を北上する。
Route Map:御塩井駐車場から歩き始め、高千穂大橋で引返す。
日本の滝百選』   一大観光地となっている高千穂峡を散策する。御多分に漏れずアジア人観光者が多かった。
ウィキペディアから
 阿蘇カルデラをつくった火山活動によって、約12万年前と約9万年前の2回に噴出した高温の軽石流
(火砕流の一種)が、当時の五ヶ瀬川の峡谷沿いに厚く流れ下った。 この火砕流堆積物が冷却固結し
溶結凝灰岩となり、柱状節理が生じた。 溶結凝灰岩は磨食を受けやすいため、五ヶ瀬川の侵食によって再びV字峡谷となったものが高千穂峡である。 高さ80〜100mにも達する断崖が7kmにわたり続いており、これを総称して五ヶ瀬川峡谷(高千穂峡)と呼ぶ。 真名井の滝は、高千穂峡の川幅が狭まった部分に流れ落ちる滝である。
真名井の滝
 ”真名井の滝”自体はどうのと言う程の滝ではないが、狭い峡谷に落ちているのが神秘的であり、この滝を有名にしていると思う。
 7kmも続くと言われている深く切れ込んだ”高千穂峡”も変化が多く散策していて飽きることはなかった。
行縢の滝へ移動する
 行縢(むかばき)とは読めない漢字であったが、漢字変換でちゃんと出て来る立派な言葉だった。 山歩きが伴うらしいので、今回の楽しみの滝ではある。
〔097〕真名井の滝 (落差17m)
  高千穂峡にはこれまでに2回来ており、一度目は1966年10月の高校修学旅行、二度目は2011年05月に
国見岳登頂後に寄っている。 もう一度、しっかりと高千穂峡を散策してみたい気持ちから再々度寄ってみた。 前回は無料駐車場に車を停めることが出来たのであるが、今回は道路工事中で一部通行止めから有料駐車場(\500)に導入されてしまった。 前回と同じく散策の一番最後に ”真名井の滝”を見たかったのであるが、駐車場が変更になったことにより、最初に ”真名井の滝”を見ることになってしまった。
まないのたき
高千穂峡
散策時間:遊歩道往復43分
観光地図上の右下にある御塩井駐車場からボート乗り場を往復してから左端の高千穂大橋までを散策する。
道路の一部通行止から御塩井の有料駐車場(\500)へ誘導されてしまった。
この駐車所の奥が観光ボート乗り場となっていたので行ってみる。
一人でボートに乗る訳はないが、興味本位で料金を見てみると
2千円/30分とかなりの高い料金設定になっていた。
ボート乗り場から”真名井の滝”が見えないものかと行ってみるが、
ボートに乗って奥まで漕いで行かないと滝は見えない様だ。
ボート乗り場にマガモの餌(\100)が売られており、観光客が
餌をやるものだから、マガモが沢山群がって来ていた。
”おのころ池”に差し掛かると最初、1m近いデカイ鯉が泳いでいると
思ったが、それは”チョウザメ”だった。 大きな鯉も沢山泳いでいた。
観光客は誰も興味を示さない ”玉簾の滝”を見に行く。
この滝には滝口が無く、断崖から湧き出す清水の潜流瀑だった。
”玉簾の滝”の水を集めたのが”真名井の滝”として流れ落ちている
らしい。 これで ”真名井の滝”の源泉が判った。
”真名井の滝”は一番最後に見たかったのであるが、駐車場の関係で一番最初に見ることになってしまった。
落差17mの直瀑である”真名井の滝
優雅に高いボートに乗る観光客が絵になる。
本流の五ヶ瀬川に向けてサイドから流れ落ちる独特の形態である ”真名井の滝”
”真名井の滝”を見た後は遊歩道で ”高千穂峡”を散策して行く。
しめ縄が巻かれた ”鬼八の力石”と背後に
柱状節理の”仙人の屏風岩”を見る。
こんなウソ話しはどうでもいいや!
”屏風岩”は高千穂峡の見所ではあった。
観光客を避けて写真を撮ったが、自撮り棒を持った中国人か、台湾人か、韓国人か
判らないツアー客が来ており賑やか(うるさかった)だった。
同じく深い峡谷を見る。
”高千穂峡”真髄である峡谷を見る。
九州の滝では特に多く見られる”甌穴”は高千穂峡でも大きなサイズの物が多く見られた。
支流からの沢であるが、デカイ甌穴が繋がって渓谷になった様である。
下側の石橋まで行って引き返すことにした。
渓谷全体が柱状節理で出来ており、中には大きく歪曲した柱状節理も見られた。自然の力は偉大だ。
1月14日 東椎屋の滝 鉈落としの滝 福貴野の滝 西椎屋の滝 竜門の滝 振動の滝 四十三万滝
1月15日 原尻の滝 古閑の滝 数鹿流ヶ滝 真名井の滝 行縢の滝 -- --
1月16日 矢研の滝 関之尾の滝 龍門滝 鹿目の滝 -- -- --
1月17日 栴檀轟の滝 見帰りの滝 観音の滝 -- -- -- --
'16年度の九州の滝巡り